所長:安江常夫
工学部基礎理工学科所属
エレクトロニクス基礎研究所には、「共同研究部門」と「共同利用部門」があります。研究所の運営は、所長と両部門の部門長、運営委員で構成される運営委員会の議を経て行われています。また、運営委員会の下部組織として運営専門委員会があり、日常業務に携わっています。
工学部基礎理工学科所属
工学部基礎理工学科所属
工学部環境科学所属
共同研究部門は、5つの研究ユニットで構成され、それぞれのユニット内での共同研究だけでなく、複数のユニット間の共同研究も推進しています。また、2件の特定共同研究とおよそ12件の共同研究を行っています。特定共同研究は最大2年、共同研究は最大3年にわたって、学内外との共同研究を実施し、毎年年度末には当該年度の研究活動報告書を提出するとともに、研究機関終了後には研究所紀要「ACTIVITY REPORT」への成果報告の執筆が義務付けられています。
少なくとも一次元方向に100 nm以下の大きさで、結晶サイズ、形状、組成を制御することによって、新しい機能性を有する物質の創製を目指した研究を行っています。
半導体・導電性材料・磁性材料をターゲットとして、広義のフォトニクス・エレクトロニクス研究を担っています。基礎的な光・電気・磁気特性評価からデバイス適用をめざした応用研究、およびこれを支える超精密加工技術の開発などを行っています。
電気、物理、化学、バイオ分野の様々な分野から省エネルギー技術、情報技術、バイオ技術などにおける環境に役立つ技術や要素について研究しています。例えば生体材料の構造解析と機能分析、低電力環境工学のための電源回路開発と環境認識ソフト開発、結晶成長抑制回避技術開発とそれによる高品質デバイス材料開発などがあります。
この宇宙を統べる4つの相互作用(重力・電磁気力・強い力・弱い力)が織り成す様々な自然現象を解き明かすため、先端的な観測機器や実験手法の開発、シミュレーションとデータ解析方法の精度向上を目指した研究を行っています。また観測や実験で得られたデータをもとに自然現象を根本的に理解するための理論的研究も行っています。
エレクトロニクスの基盤となる数理解析を行います。現在,フーリエ解析・ウェーブレット解析を用いたデータ処理にかかわる数学理論,巨視的な流体現象の数学理論,非一様なヘテロ結合力学系の数理機構,種々の位相不変量による4次元多様体の構成と存在領域などについて共同研究が行われています。
共同利用部門では、汎用的な装置を広く学内外に公開し装置利用を通じて本学の研究の活性化に貢献しています。毎年年度初めに機器利用講習会を実施し、これを受講すれば院生や卒研生でも共同利用装置を使用した実験を行うことができます。
また、研究所内では行うことが困難な分析や試料加工については、学外の業者に委託する際の費用の一部を補助する制度を設けています。