ワークショップ

「放射線検出用結晶材料の基礎と応用」
日 時 2016年3月9日(水)11:00~16:20
会 場 大阪電気通信大学 駅前キャンパス 1階101室
寝屋川市早子町12-16 電話 072-824-8900
(京阪電鉄 寝屋川市駅より 徒歩3分)
アクセス
参 加 費 聴講:無料(事前申し込みが必要です)
主 催 大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所

X線やγ線の放射線検出には、シンチレーター結晶と光電子増倍管を組み合わせた間接型と、Ge などの半導体結晶を用いる直接型の2種類の方法があります。前者は1960年代から実用化されて きましたが、後者は198 年代から開発が開始され、最近になりようやく実用化の目途がついてき ました。放射線を効率良く検出しそのエネルギー値を正確に把握するための鍵を握るのは、酸化 物、ハロゲン化物などのシンチレーター結晶や、Si、Geなどの半導体結晶の種類と品質です。特定 の結晶材料を選定し、それらの高品質化を実現するには、光物性を中心とした結晶自体の基礎研 究における裏付けが必須となってきます。

そこで、今回、エレクトロニクス基礎研究所では、結晶成長、光物性、放射線検出器の開発などで ご活躍されている方々をお招きし、「放射線検出用結晶材料の基礎と応用」と題するワークショップ を企画いたしました。この分野のみならず、生物、化学、計測技術などの関連分野で興味をお持 ちの研究者の方々や学生諸君に多数ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

プログラム
11:00~11:15 はじめに
エレクトロニクス基礎研究所 所長 大野 宣人
11:15~12:00 常温動作型半導体放射線検出器の現状
東京大学 島添健次
12:00~13:00 昼 食
13:00~13:45 溌液結晶化法の放射線用単結晶への適用
ユニオンマテリアル㈱ 櫻木史郎
13:45~14:30 タリウムハライドと沃化水銀の光物性
大阪電気通信大学 大野宣人
14:30~14:50 溌液結晶化法によるTlBr単結晶の作製と評価
東京理科大学 常盤和靖
14:50~15:05 休 憩
15:05~15:25 実用化II-VI族単結晶の製法と課題
ユニオンマテリアル㈱ 櫻木史郎
15:25~15:45 II-VI化合物のフォトルミネッセンス
大阪工業大学 原田義之
15:45~16:05 Pure SrI2, SrI2:Euのフォトルミネスセンス
大阪府立大学 河相武利
16:05~16:20 おわりに
東京学芸大学 橋本 哲

【問い合わせ】

大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所 大野 宣人
tel: 072-824-1131(内線2260)
e-mail n-ohno@isc.osakac.ac.jp

【参加申し込み】

大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所 古賀 弘
tel: 072-824-1131(内線2588) fax: 072-820-9010
e-mail feri@isc.osakac.ac.jp